アレルギー体質だと思っていたのに・・・
私は子供の頃からアレルギー性鼻炎があり、春は鼻水がどんどん出てくるので、外出にはハンカチかティッシュを必ず持参(ポケットティッシュでは間に合わないのでハンカチを持ち歩く習慣ができました)していました。子供の頃は本州にいたので、スギ花粉症だったのでしょう。
祖母の編んでくれた毛糸のセーターはチクチクするので着れなかったし、コンタクトレンズをすると瞼の裏にぶつぶつができる巨大乳頭結膜炎(アレルギー反応)になっていましたし、大学で北海道に来てからも春はずっと鼻水鼻づまりがありましたが、そういうものだと思って鼻水をそっとハンカチでぬぐってやり過ごしていました。目も、ちょっとシパシパはするけれども、できるだけ擦らないようにして耐えていました。擦ると目の周りの皮膚がカサカサ、ヒリヒリになってしまうと経験していたからです。
2012年に スワン を開業し 、わかもと製薬さんが持ってきた 涙を調べてアレルギー性結膜炎を判定する検査=アレルウォッチ をすると、私はバリバリの2本線が出て、「そうか、この目のシパシパ感はアレルギーであったのか!」と認識し、アレルギー性結膜炎の目薬をこまめに点眼するようになりました。結果、不快感を感じることがない状態を維持できることがわかりました。
最近、涙を調べるアレルギー検査を自身で行ったので、画像をホームページに追加しておきました。
目の痒みが強くなってから、アレルギー点眼をしても、それなりに効果はありますが、どうしようもなく痒くなってから目薬をするのではなく「痒くなりそうかな、ちょっとしぱしぱするな」というタイミングで早めに点眼しておくほうがひどくならずに済みます。
私は、豊平川の河川敷で茂みの近くをジョギングすると肌がちくちくヒリヒリするし、ソバやカレーを食べると必ず鼻水が出るし、ツベルクリン反応では同級生よりも大きく腫れるし、「きっと血液のアレルギー検査をうけたら、いくつか陽性になるに違いない」と思って人間ドックのオプションで受けた血液のアレルギー検査では、意外にも、、、全て陰性でした。
経験的に涙のアレルギー検査(以下アレルウォッチ)で陽性になるのは、アレルギー性結膜炎の治療をしている患者さんの中でも少なく、検査で陽性になる患者さんは比較的アレルギー症状が強い患者さんが多いです(感度はあまり高くない検査です。特異度は高い。)
アレルウォッチでしっかり陽性になる私はきっと、血液のアレルギー検査でも陽性反応がなんらか、出るだろうと思って、興味本位で、サーモフィッシャー社のアレルギー検査を行ってみましたが、これでもなんと8項目全て陰性・・・
患者さんに行った時は、「なるほど」と納得できる結果(牧草アレルギーではイネ科が陽性 など)になることが多いのですが・・・
この話にオチはありません。そのうち、再検査してみようと思います。