緑内障のレーザー治療 SLTを導入しました。
適応は 開放隅角緑内障、正常眼圧緑内障 、ステロイド緑内障 などです。
閉塞隅角緑内障や、炎症性の緑内障は適応になりません。
適応の患者さんでも3人に1人ほどは残念ながら治療の効果が全く得られない言われています。逆に、7割ほどの患者さんは一定程度眼圧が下がる効果が得られます。
下がる眼圧は 緑内障の目薬 1 成分 ほどなので、レーザーをすれば、全く緑内障の目薬をしなくても大丈夫、レーザーを受けたら通院しなくても良くなる、というわけではありません。
眼圧が下がる効果は平均で2年程度(個人差あり)持続すると言われており、徐々に眼圧が上昇してきますが、効果があった患者さんには再度、レーザーを行うことが一定期間経過後には可能です。
レーザー後、充血・かすみ・異物感 が半数ほどに生じますが、全て時間が経つと解消します。